カタツムリの環境と食事

カタツムリが貝の入り口に膜(エピフラム)を作ったのは湿度不足が原因だと思われたので、霧吹きの量を増やして水槽内の湿度を上げたところ、あれからエピフラムを作ることもなく、毎晩23時頃には砂の中から顔を出すようになった。

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今更ながらだが、ナメクジがジメジメした環境を好むことを考えれば、カタツムリも同じような環境を好むのは当たり前。
水槽内を雨上がりのような状態にすると目に見えて活発になることも分かった。

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そしてこの居候は何故だかキュウリやニンジンの真ん中だけを食べるようになった。

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始めの頃は端っこから食べていたのに、最近は器用に真ん中だけを食べる。

味覚があるとは思えないが、レタス系は芯に近い部分よりも柔らかい葉の部分を中心に食べているので、もしかすると苦味やアクの強い部分が苦手なのかも。



カタツムリに蓋が!

ここ3日ほどカタツムリがエサを食べた形跡がない。
初日はサニーレタス、2日目は大根菜、3日目はニンジンだったが、一齧りもしていない。

丸一日は砂の中に潜ったままでも、2日に一回はしっかりとエサを食べていたので、もしかすると最悪の事態が発生した可能性がある。
と言っても、いままでカタツムリの死骸は見たことがないので、どんな状態なのか想像もつかいないまま、注意深く砂を掘り返してみた。

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少し深いところにカタツムリを発見したが、中身というか本体がまったく見えない。
で、空になっているのかと思い、貝の入り口を見てみると、なんと障子のような白い蓋がされている!

この蓋というか膜は「エピフラム」といい、乾燥した粘膜で出来ているらしい。
カタツムリは湿度が高い場合に活動し、湿度が低く乾燥してくると身体の水分を保つため、エピフラムで貝の入り口を閉じてしまう。

夏場にエピフラムを張って活動が休止状態になることを「夏眠」というようだが、水槽内の湿度はそれほど低いわけでもなく、サンゴ砂は藻のような苔のようなものが発生するくらい湿っているので、なぜ夏眠状態になったのか謎。

取り敢えず砂を交換して、しばらくは様子見。。。。

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と思ったのも束の間、砂を替えようと水槽を見てみると、すでにエピフラムを破って顔を出していた。

なんだか悪いことをした気もするが、起きてからは普段と変わりなく、たらふくニンジンを食べた後、水槽内を2周してからピタリと止まって動かなくなった。

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ついでに破損していた部分を確認してみると、修復されている気もするが、完治までには時間がかかりそう。



カタツムリの体色

相変わらず日中は砂の中に潜りっ放しのカタツムリ。

オカヤドカリのように「だるまさんがころんだ」的なコミュニケーション?を取ることもままならず、すれ違いの生活が続いている中、久しぶりに姿を見ることが出来た。

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沖縄から到着した際は「黒いカタツムリ」と思ったほど黒かったが、いまは全く黒くない。

貝は乾燥すると黒っぽく見えるだけで、どうやら本来は赤茶色っぽいのだが、体色はどう見ても薄くなってきている。

「カタツムリ 保護色」でググっても色が変わるという記事は見当たらず、「カタツムリ 擬態」ではカタツムリに寄生する、ちょっとグロいロイコクロリディウムがヒットする程度で、有力な情報は見当たらない。

貝の先端が反っていないのは「子供」らしいので、成長過程で体色に変化があるのかもしれないが、わずか2週間ほどで変わるものなのか。。。

いろいろと謎の多いカタツムリだったりする。



カタツムリの生態

カタツムリは知っているが、いざ飼育するとなると、その生態について全くの無知だということに気付いたので、ちょっと調べてみた。

カタツムリは陸生の巻貝で、貝が退化したものがナメクジ。
「蝶と蛾」「カタツムリとナメクジ」のように、ほぼ同じ生き物なのに呼び名の響きに違いがあるは、やはり見た目の印象か。。。

子供の頃はナメクジを発見しては問答無用に塩をかけていたが、実はカタツムリもナメクジも農作物を荒らす害虫。
確かにカタツムリの食いっぷりを見ていると、害虫認定されてもしかたないとは思う。

そして今回もっとも気になったのが寄生虫。
何度かニュースで耳にしたことがあったので調べてみたら、カタツムリやナメクジを生食した事によって、「広東住血線虫(かんとん じゅうけつせんちゅう)」という寄生虫によって死亡事例が発生している。
国内では広東住血線虫症」の多くが沖縄で発生しており、その原因と思われている1つが「アフリカマイマイ」。
アフリカマイマイの他には数種類のナメクジやスクミリンゴガイ、アジアヒキガエルなどがいるが、広東住血線虫の最終宿主はネズミで、寄生したネズミの糞を食べたナメクジやカタツムリが中間宿主となり、ナメクジやカタツムリを食べたカエルやトカゲが待機宿主になる。

エスカルゴ料理ならいざ知らず、普通に考えてカタツムリやナメクジは生で食べることはないと思うのだが、どうやらカタツムリやナメクジを食べる民間信仰や風習は各地にあるらしい。
また、野菜サラダなどの生野菜が感染源と推測されている事例もあるが、感染してしまた人は運が悪いとしかいいようがない。

我が家に居候中のカタツムリも沖縄出身なので、ちょっと微妙な感じなのだが、大きさや貝の形状から察するにアフリカマイマイではなさそう。
ただ、カタツムリに限らず、野生生物に寄生虫はつきものなので、注意するに越したことはない。

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カタツムリは見た目から乾燥に弱そうだが、実際に乾燥と低温には弱いらしく、空気が乾燥していると動きが鈍くなったり、貝の中に閉じこもってしまうらしい。

ただ、我が家のカタツムリは外気の湿度に関係なく、日中は必ず砂の中に潜っている。
オカヤドカリと同じサンゴ砂を床砂にしているので、はじめは貝の形成に必要なカルシウムを摂取するために潜っているものかと思ったが、どうも強い光が苦手らしい。

ちょうど砂中から顔というか触覚を出したところに出くわしたので、写真を取るためライトを当てると、「うわぁ」と声が聞こえてそうなリアクションで、砂の中に戻っていった。
再び顔を出したのはライトを消してから10分後。

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23時頃から活動を開始し、生野菜を食べた後、水槽内を這い回って、翌朝には砂の中に潜っているといった生活を送っているが、一日以上砂の中に潜りっぱなしの日もあったりする。

キュウリやレタス、ニンジンはよく食べるが、キャベツの芯はあまりお好みではないらしい。



オカヤドカリ(1号)の宿替え その2

緑と茶色で散々、悩んでいたオカヤドカリ(1号)。
ようやく茶色に決まったかと思いきや。。。

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翌日には今まで興味を示していなかったパールの貝に移っていた。

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しかも今回は結構、気に入っているらしく、あれだけ悩んでいた緑の貝や茶色の貝には見向きもしなくなった。

よほど拘りがあるのか神経質なのか、1号の引っ越しはまだ終わらない。

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で、大食漢のカタツムリは、昨日の晩から砂の中に潜ってしまった。

カタツムリが砂の中に潜るとは思ってもみなかったが、キュウリやレタスを食べるだけ食べて潜っていったので、調子が悪いというわけでもなさそう。

ネットで調べても有力な情報は見当たらず、とりあえずしばらく様子を見ることにした。