オカヤドカリの餌

飼育の基本

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自然界のオカヤドカリは 海藻 や 草木、魚の死骸、人間の残飯 などを食べる 植物メインの雑食性だが、意外と好き嫌いがはっきりしており、個体によっても 嗜好が異なっていたりする。

オカヤドカリに味覚はなく、触覚で匂いを感じ取っているらしい。
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基本的な餌

植物が主食のため 水槽内に アダンガジュマル を設置していない場合は 野菜 を与えることになるが、同じ 種類の野菜 でも 食べるものと 食べないものがあるなど繊細で、成長に伴って 好物 も変わる傾向があるため、オカヤドカリが好む食べ物を模索することになる。

個人的に サプリ や 栄養食品 などは不自然だと思っているので、オカヤドカリの餌も オカヤドカリのエサとして市販されているゼリータイプのものは与えていない。

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オカヤドカリは自分に必要な栄養源を積極的に摂取するので、同じエサでも日によって食いつき方が異なる。

脱皮前後は 肉食の傾向が強くなり、共食いのリスクも懸念されるので、カルシウムを豊富に含んでいる 乾燥シュリンプなど 動物性のエサを十分に与える

アダン や ガジュマルなどの葉は 枯れている部分も普通に食べ、樹皮 や 若い枝だけでなく 幹 や 根っ子 も 容赦なく食べる。

アダン や ガジュマル は 野菜よりも 食べるので、水槽内への設置が難しい場合は 無農薬 で栽培して 枝葉を与える方法もある。

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試行錯誤の末、現在は オカヤドカリ達が よく食べた ドライフード と ポップコーンを 2日に1回 の頻度で 与えているが、実際に食べるのは わずかで 大半は廃棄することになる。

特製ミックスフードの内容
 生クルミ / レーズン / ドライバナナ / 乾燥シュリンプ/ 松の実 / ココナッツ / 煎り玄米
無添加・無農薬 で行き着いたのは ベジタリアン御用達の アリサンの製品で、特製ミックスフードは生クルミ と 乾燥シュリンプ を多めに配合。

ポップコーン

オカヤドカリの餌 として販売されているポップコーンは ノンオイル・無添加・無塩 で オカヤドカリの健康に良さげだが、 保存用に窒素ガス と シリカゲルが入っている程度で 普通にトウモロコシを弾けさせただけなので 作ったほうがコスパが良い。

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片手鍋にポップコーン用のトウモロコシを適量入れ、フタをして 中火でしばらく熱して ポンッと弾け始めたら 音がしなくなるまで  焦げないように 鍋を軽く揺するだけで ノンオイル・無添加・無塩 のポップコーンができあがる。

上手くやれば 弾け残りもほとんどなく、大さじ1杯程度で結構な量になる。

その他 の餌

特製ミックスフード と ポップコーン 以外には  ニンジンサツマイモ を与えることが多く、刺し身 なども 人間様が 食べるタイミングで お裾分け している。

週に1 ~ 2回は 特製ミックスフード 以外の食べ物を与えている。

天ぷら や フライなどの 揚げ物を与えると 中身よりも油を含んでいる衣の部分をよく食べるが、揚げ物を与えるのは2ヶ月に1回程度。

水 と 海水

オカヤドカリが 乾燥から身を守るため 真水 は必須だが、水道水に含まれる塩素 は 小さなオカヤドカリにとっては 危険な物質なので、浄水器で濾過するなど 残留塩素を除去した 水 を使用する。

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オカヤドカリは力が強く 軽い容器では ひっくり返してしまうため、ポリレジンで出来ている爬虫類用のウォーターディッシュ などを使用する。

小さな個体がいる場合は 溺れないように注意する。
ポリレジンは疑似陶器として使用される 貝殻 や 卵の殻が主成分になっている炭酸カルシウム と ポリエチレン樹脂を混ぜたプラスチックで、 陶器と似たような仕上がりになり 重量もあるので引っくり返されることもないが、耐熱性がないので煮沸消毒は不可。

飲料水としては 真水 よりもミネラルなどを含んでいる 海水を 積極的に摂取する。

真水 は オカヤドカリが 呼吸するために必要だが、水槽内の湿度が 常時 80% 前後で維持された環境で 海水 と 真水 を与えると、真水 を摂取することはほとんどない。 
人工海水 は 水道水に適量を混ぜるだけで 残留塩素を除去した海水を作れるが、使用する際は 濃度を確認するハイドロメーターも必要。

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