学術秘書という人からのメール

snail500
雑記

謎のメール

カタツムリの粘液が ムコ多糖の一種 ムチン だという記事をアップしたら、学術秘書 の 池田 様から通達(みと・あかつかカンファレンス)*『ムチン騒乱;令和の改新』;安倍晋三内閣総理大臣指示【令和の改新】#令和の大号令 というタイトルのメールをいただきました。

カタツムリの生態と飼育
カタツムリの生態と飼育 - カタツムリのエサや活動時間、寿命のほか、粘膜で作る貝の蓋「エピフラム」とエピフラムの成分、夏眠・冬眠など、カタツムリを飼育する際に必要な基礎知識と飼育レポートを紹介。

メッセージの内容

このメールは Gmail が 迷惑メールに振り分けていたのを掘り起こしたものですが、カーボンコピーに連なっている同時送信先 をはじめ、メッセージの内容も意味がよく分かりません。

CC には 農林水産省大臣官房広報評価課広報室・日本学術振興会・理化学研究所・内閣府・日本学術会議・文部科学省・科学技術振興機構・農林水産省・農畜産業推進機構・日本栄養士会・日本医師会・日本薬剤師会・日本歯科医師会・日本看護協会・茨城県警察本部・クローズアップ現代 +のほか、個人名を合わせて30件が登録されていました。

mutin

メッセージには上図の画像 と 婦人公論 疲労回復には豚肉の「肉じゃが」を! 元気になる「食べ合わせ」へのリンクがあり、本文は以下の記載しかありません。

utin2

では。と言われても…

アラビノガラクタンの誤用

メールを送信している 池田 と名乗る人物は 池田 剛士 という氏名で、あちらこちらのサイト や ブログの コメント欄に書込みを行い、ムチン という言葉を使用したブログ や サイトへも 今回のような メールを送信しているようです。

「ムチン は動物の粘液を意味し、植物のネバネバは ムチン ではない」ということを言いたいようで、植物のネバネバをムチンと称していることが我慢できないらしく、婦人公論の画像で ムチン の部分にマーカーが入っていたのは「植物のヌルヌルをムチンといっている!」とご立腹なのだと推測。

メールに記載されている ムチン騒乱とは? の リンク ( http://kankan2025.jp/#statement ) は みと・あかつか タウンミーティング というサイトのトップページに飛びますが、このサイトは 茨城県水戸市赤塚 で看護師が立ち上げた 医療関係のコミュニティ的なもので、発足当時は 地域に根ざした医療と介護 がメインテーマだったようですが、それが何故だか 里芋の販売 を行うようになり、里芋に含まれる粘液成分 アラビノガラクタン が誤用されているとして、該当するサイト や 出版社に凸り始め、更にネバネバつながりで ムチン について記載のある サイト などもターゲットになったようです。

すでにサイトは閉鎖されていますが、掲載当時の内容は ドラマティックな陰謀論で彩られており、芸能人がドラッグで検挙されるのもムチンの誤用が原因だ と言わんばかりの勢いでした。

2019 12 18 13

ムチンの誤用については あながち荒唐無稽な話でもなく、カゴメなどでも植物のネバネバ成分を「ムチン」と記載していたのを修正していたりします。

続・学術秘書という人からのメール
謎のメール再び 昨年の12月にアップした 学術秘書の池田 と名乗る人物からのメールについての記事は、オカヤドカリにまったく無関係な内容ながらアクセスが多い人気記事で、ムチンを取り扱ったサイトへの 凸 が続いているのだと思っていたら、再び池田...