水槽を掃除すると「これでしばらく大丈夫!」と思ってしまうためか、10日ほど過ぎても「ついこの間 掃除したばかり」といった感覚に囚われがちで、意外と日数が経過して 水槽内のコンディションが悪化するので、掃除した日は記録しておくことを推奨。
掃除の催促
オカヤドカリたちは床砂が汚れてくると「地表が汚染されて歩けない!」と言わんばかりに 穴掘りを始める傾向がある。
オカヤドカリ1号や6号は穴掘りが得意で、平時から砂の中に潜ることは珍しくないが、砂が汚れてきたときの穴掘りは潜るのではなく、砂を掘り起こすような感じで 床砂をボコボコにしていく。
床砂の汚れが酷い時は 掃除の前後で オカヤドカリの行動に違いが出る。
掃除の記録
当初は2~3週間 置きに掃除をしていたが、徐々に掃除をする間隔が長くなり、最近はオカヤドカリたちに掃除を催促されることが増えた。
1号が脱皮から期間後に再び潜ったので 出て来るのを待っていたが、1週間ほどすると砂の中を移動し始め、4日経っても出てこないので 掘り返して確保後に 床砂を全替え。
2022/ 4/ 1
床砂を3分の2ほど交換し、春夏仕様に変更。
2022/ 2/ 22
5号が帰還して 全員揃ったので3ヶ月ぶりに 床砂を全替え
1号・6号の脱皮が近いようなので 床砂を全替えし、冬仕様に変更
2021/ 10/ 3
全員揃ったので 床砂を全替え
2021/ 8/ 28
1号が脱皮から戻ってきたので 床砂を全替え
2021/ 8/ 12
1号が脱皮中のため 床砂を半分ほど交換し、レイアウトを変更
2021/ 5/ 14
床砂を全替えし、床砂の厚みを4cm増量
2021/ 4/ 1
床砂を全替えし、春夏仕様に変更
2021/ 2/ 22
全員揃っているので 今回も全替え
2021/ 1/ 15
床砂を全替え
掃除が終わって 水槽に戻した後の行動も個性がでる。
オカヤドカリ用の 環境改善液 を使用すると、何となく汚染具合が緩和されるような気がするので、床砂の臭いなどが 気になるなら試してみると良いかも。
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