謎のメール
カタツムリの粘液がムコ多糖の一種 ムチン だという記事をアップしたら、学術秘書 の 池田様から 通達(みと・あかつかカンファレンス)*『ムチン騒乱;令和の改新』;安倍晋三内閣総理大臣指示【令和の改新】#令和の大号令 というタイトルのメールをいただきました。
メッセージの内容
このメールは Gmailが迷惑メールに振り分けていたのを掘り起こしたものですが、カーボンコピーに連なっている同時送信先をはじめ、メッセージの内容も意味がよく分かりません。
メッセージには上図の画像と婦人公論の 疲労回復には豚肉の「肉じゃが」を!元気になる「食べ合わせ」へのリンクがあり、本文は以下の記載しかありません。
では。と言われても…
アラビノガラクタンの誤用
メールを送信している 池田 と名乗る人物は 池田 剛士 という氏名で、あちらこちらのサイトやブログのコメント欄に書込みを行い、ムチン という言葉を使用したブログやサイトへも今回のようなメールを送信しているようです。
メールに記載されている ムチン騒乱とは? の リンク ( http://kankan2025.jp/#statement ) は みと・あかつかタウンミーティング というサイトのトップページに飛びますが、このサイトは 茨城県水戸市赤塚 で看護師が立ち上げた医療関係のコミュニティ的なもので、発足当時は 地域に根ざした医療と介護 がメインテーマだったようですが、それが何故だか 里芋の販売 を行うようになり、里芋に含まれる粘液成分 アラビノガラクタン が誤用されているとして、該当するサイトや出版社に凸り始め、更にネバネバつながりで ムチン について記載のある サイトなどもターゲットになったようです。
すでにサイトは閉鎖されていますが、掲載当時の内容は ドラマティックな陰謀論で彩られており、芸能人がドラッグで検挙されるのもムチンの誤用が原因だと言わんばかりの勢いでした。
ムチンの誤用については荒唐無稽な話でもなく、カゴメなどでも植物のネバネバ成分を「ムチン」と記載していたのを修正していたりします。